こんにちは。代表の尼子です。
随分前に女性デザイナーがフリーランスで働く事の難しさについて書きましたが、あの頃から働き方は更に自由になってきたように感じます。フリーランスの方が凄く増えたのは女性にとって働きやすくなり良い事だと思いますが、今の時代私がフリーランスとして参入しようと思ったらライバルがいっぱいいて逆に大変かも……
思えば15年くらい前からマキアでは「働き方改革」をしてきたような気もします(笑)
そんな経験も踏まえて、本日は続編を書いてみたいと思います。過去記事:女性がデザイナーとして働くこと(1)
フリーランス集団として発足
私は、元々制作会社でデザイナーとして働いて参りましたが、出産後フリーランスとして活動開始。
子供が小学校入学を機に以前一緒に働いていた同僚を誘い、会社を設立し今に至ります。
一緒に働く仲間もまた三人の子の母親だったり、シングルマザーだったり…
学童のお迎え時間もあり、17時半には一旦終業。夜中にも仕事はしていましたが、どうやっても「男性と同じ働き方では無理」な状況でした。
しかし半人前同士が集まって普通に足し算したら1.5人前のところ、「三人寄れば文殊の知恵」じゃないですけど、女性同士協力しあうことでプラスの作用も働き、徐々に評価も得て仕事を回す事ができました。
とにかく「人に合わせて会社がやっと存続している」珍しい会社でした。それしか存続する術がなかったのです。
フリーランスとして、どうやって仕事を探す?
話は前後しますが、フリーランスの女性デザイナーとして働き始めた当時は仕事をいかにゲットするか、クライアントをどうやって探すのか……課題は尽きません。会社を起こしてもその試練は続きます。
私の場合は、まずグラフィックデザイナーとしての経験は十分ありましたのでWEBを独学で学びホームページを作りました。
(今だったらWIXがあるのに……)
フリーランス当時は作品が少ない。完全に下請けなので作品を出せない。など悩みが多かったですね。なので作品自体も架空で作りました。CDジャケットとか、美大生ノリで。そしたら何と本当にCDジャケットの仕事が来たんですよ!!大昔なのでレーベル名忘れてしまいましたが、日本のクラシック関係、2年ぐらいやりました。嬉しかったですね。
弊社にフリーランスの方からコンタクトがありますが、まずはホームページを作る事をオススメします。WIXなら簡単に作れますよ。
会社にしてからは検索してもらえるようにターゲットを細かくしてみました。レッドオーシャンで戦うのは最初から諦めモードです。
まず立ち上げたのが「ロゴカフェマキア」そして「ウーマンWEBマキア」サイトです。「ロゴカフェマキア」は格安でロゴを作る3コースほど用意したので、大当たりしてひっきりなしに仕事がきました。とにかく毎日ロゴと格闘。何百個作ったんだろう……薄利多売はカラダにきますね。徐々にもう1つのサイトに比重を置き換えていき、最後はサイトを閉鎖しました。
「ウーマンWEBマキア」は、今のサイトの前身です。今は死んだflashですが(動くサイト)、海外のテンプレを改造して当時は目立つサイトだったと思います。弊社サイトが写真も含めて丸パクリされたこともあったんですよ!→なんとマキアのgoogleアクセス解析を付けたままだったので判明したのですが……
女性デザイナーを全面に押し出した事で問い合わせも増えて今に至ります。(本当は女性向けじゃない仕事も歓迎なんですけどね)
働く女性が一般的になった
マキアは元々そんな会社ですから、管理も緩くかなり自由な社風です。今でもデザイナーがそれぞれ自分の働き方を模索しながらも「納品物の成果を上げる」ことを目標に子供がいる人もいない人も協力しあって働いています。
しかし一番変わったな〜と思えるのがお客様側であります。
まず、女性でバリバリ仕事している人がものすごく多くなった感じがします。
クライアントの担当者様はほとんど女性です。
子育て中の人も普通にいっぱいいますし、独身女性もものすごく多い感じです。
とにかく仕事ができる優秀な女性がとても増えた感じがしています。
それに伴い働き方も多様になってきたように思います。
「今日は出社していませんが明日は出社します」等普通の会話になりました。
そして私たちの頃は猛烈に働いていた男女雇用機会均等法世代でしたが、今の若い人たちは効率第一、働き方改革のせいもあって、残業も昔よりは確実に減っています。賢くスマートな女性が増えました。時代は確実に進化してしていると感じます!
マキアではご一緒に働いてくださるフリーランスのデザイナーさんを募集中です。
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